長い間ひどい状態だと、自分がひどい状態にいることがわからない

ここ数日、だいぶ冷えるようになってきたのもあってか、
エンジンかけてもすぐ止まるようになってしまった。

それで先週末、行きつけのバイク屋さんに修理に出した。

修理が終わったと連絡をもらい、取りに行く。

夜、9時過ぎだというのに、店が開いているのがありがたい。

なおったスクーターに乗ってみると、あれ?!すんごい快適。

最近ずっとキックしてエンジンスタートさせてたが、
その必要はなくボタンを押せば一発でエンジンがかかる。

アクセル回すとスムーズに回転が上がっていく。

調子が良くなって、はじめて、あちこち調子が悪かったことに気がついた。

調子が悪いのが普通の状態になってしまっていて、
それが本調子でないということがわからなかった。

ずっとひどい状態にいると、
その状態があたりまえになってしまう。

毎度毎度、何度もキックしてエンジンをかけていたが、
それについてなんとも思わず、それが当たり前になっていた。

それはどこかがおかしかったのだ。

本当に動かなくなってしまって、はじめて、修理に出した。

本来はどういう状態で、どのように機能するものなのか、
正常な状態はどういう状態なのか?

わかっていれば、もっと早く修理に出していただろう。

でもまあ、今回のことで違いがよくわかったので、
今度調子が悪くなったら気がつくはずだ。


勉強でも同じことが言える。

苦痛を感じながら、
いやいや勉強を何年も続けていると、
苦痛なのが勉強だと
勉強とはそういうものなのだと考えてしまうかもしれない。

わたしも学生の頃はそう考えていた。

勉強は、この眠気やら苦痛に耐えて一生懸命やる必要があるのだ。
とがんばろうとするが、結局眠気には勝てない。

でも本当は苦痛とか眠気に耐える必要はない。
苦痛を感じている時点で、何かがおかしいのだ。

必要なのは、耐えることではなく、
その原因を見つけ取り除くこと。

スムーズに勉強を進めて、どんどん加速していく気持ちよさを
ぜひぜひ多くの人に味わって欲しい。





親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN


基礎からわかる勉強の技術


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