なんで、こんな漢字くらい、覚えられないのか?
なんで、こんな簡単な計算をよく間違えるのか?
簡単にできる人から見れば、
疑問に思うようなこと。
できないということが、
想像もつかないようなこと。
なにやってるんだ、なんでできないんだ
と、ついイライラして、
怒ってしまったりすることがあります。
友人が、たびたび、
20%引きということは、いくらなのか?
3割引って、これいくらになるのか?
などと、計算機代わりに、私を使います。
それで、あるとき
いい加減にしろ
と、腹を立ててしまいました。
かといってそのまま怒っていても仕方がないので、
割合や%の計算方法を教えようとしたのですが、
うまくいきませんでした。
友人は、おそらくこれまでずっと、
割合の計算ができなかった。
そのことで、先生とか親御さんから、
なんでできないのと、叱られてきた。
仕事をしていれば、当然どこかで
「割合」の計算をする場面が出てくるでしょう。
それを、人に頼んだり適当にごまかしたりと、
いままでなんとかやり過ごして来た。
「割合」に関して、つらかったり、きつい思いを
これまでの人生で何年にもわたって
繰り返してきたわけです。
さらには、信用していた私が、腹を立てた。
「割合」の周辺で、
嫌な感情がつもりにつもっているわけです。
もう、「割合」とは関わりたくない!
と意地になってしまっています。
そんな状況では、教えようと思っても、
まったくうまくいかなくなってしまいます。
お子さんや、周囲の人が、
何かができない。
そんなとき、
なんでできないの!
とイライラしたり、腹を立てたりしていませんか?
そのせいで、
ますますできないように
してしまっているのかもしれません。
そんな状態だったとしても、
対処する方法はありますが、
余計な手間はかけたくないものです。
親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN
月別: 2012年1月
256 勉強でのイライラを消す方法
算数で、リットルとかデシリットルとか、
いろいろ単位がでてきます。
単位を1.2リットルは何デシリットルか?
などといった問題をたくさん出されて、
イライラしていた女の子がいました。
あーめんどくさい。
しかめっ面をしてまゆをひそめています。
これはまさに勉強の壁のひとつ、
「実物がない」場合に起こる生理的現象。
その子は、ケーキ作りが好きなことを知っていました。
それで、聞いてみました。
いつもケーキ作るとき、
牛乳はどのくらい使うの?
1カップです。
1カップってどのくらいの量なの?
知りません。
じゃあ、ちょっとカップ見てみようか?
200ccって書いてあります。
それはリットルで言うと、どういうことになるかな?
0.2リットルでこれが2デシリットルだ!
頭の中だけで、無理矢理計算していた単なる数字と
ただの考えだけでしかなかった単位が、
彼女の中で、実際に普段使っている物と結びつきました。
その結果しかめっ面がなくなり、
イライラが消えて、
単位やそれに関する数字に
興味を持てるようになったのでした。
親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN
われわれ日本人にとっては想像をはるかに超えた驚愕の組み合わせなのではないか?
まず第一に、われわれ一般的な日本人の頭の中には、
いちご自体のジュース、
もしくは、キウイ自体のジュースなるものは存在しない。
まあ、牛乳とかヨーグルト等の乳飲料に混ぜられた形のものはあるかもしれないが、
果汁を絞ったものだけの飲料は存在しない。
妻の親戚がいちご農家で、
冬に実家におじゃますると、
大量のいちごが箱に入っておいてある。
彼女たちにとっては、いちごが大量にある状態が日常で、
いちごに価値がほとんどなく、いちごインフレ状態。
わたしと、3人の息子は、一般人なので、
いちごは日常的に食べられるものではなく、
とても価値がある果物。
というわけで、
食べたいんならご自由どうぞという大きな箱に大量に入ったいちごを、
冬には、もうそれで腹がパンパンになるくらいいただく。
それくらいいちごは好き。
キウイも好きだなあ。
よくまるごと一個皮向いて食べる。
酸味と種のプチプチ感がいいですね。
どちらも好きで身近な果物だけど、
まずジュースにするというコンセプトがない。
さらに、それを組み合わせるとは・・・
恐れ入りました。
キウイの酸味がベースになって、
いちごの甘みがひろがります。
255 いつだってやり直せる
延々と高層ビルの窓拭きをしていた20代の前半。
高いところからの見晴らしは、素晴らしいのですが、
この先自分は、どうしたらいいんだ、
なんにもできないけど、
と内面は真っ暗。
何かを読もうと思えば、
あっという間に眠くなる、
寝てしまう。
そんな状態では、なにもできるようにはならないぞ、
おれの人生は、このまま窓拭きで終わってしまうのか?
と、絶望的な気分のまま過ごした数年間。
そんな中で、「勉強の技術」を知りました。
そこで、もしかしたらなんとかなるかも。
というかすかな希望。
パソコンが普及しはじめた頃の話です。
まずは、タイピングの練習をはじめてみました。
しばらく練習したら、できるようになりました。
うわ~
自分もできるじゃん。
そこからスタートして、
その後は、ウェブサイトを作ったり、
メールマガジンを発行したり、
そこから仕事になるようにしたりして
今に至ります。
俳優のトム・クルーズさんも、
昔は字が読めず、
当然脚本も読めずに苦労していたそうです。
そんな彼も「勉強の技術」で助けられた。
とのこと。
→ http://www.tsuiteru.jp/study/article/tom.html
未来は真っ白い紙のようなもの。
そこに何を描くのか、
絵でもいいし文章でもいいし、
よいこと、楽しいこと、わるいこと、
なんだって描けるでしょう。
今日、何をするかが、未来を作っていくわけで、
過去がどれだけダメだったかは、関係ありません。
勉強のやり方を知り、
必要な勉強をして、
学んだことを実践することで
人生を切り開いていく。
そのお手伝いができたらいいなと、
思っております。
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セグウェイに乗ってるおじさん
土地が余ってる
まあ、東京が人口が集中しすぎて異常事態なのかもしれないが、
フロリダのタンパで、1週間ほどすごしてみると、
とにかく、土地が余ってる。余裕がある。
せまいところにぎっしりつまっているような印象が全くなく、
とにかく、道路にせよ、建物にせよ広々としている。
トイレの個室も、狭いワンルームマンション並み。
空間が広いのは、いいかな。
ただ、建物内部の作り、コンセントやら電灯のスイッチやら、
細かい部分の作りは、日本と比べるとかなり大ざっぱ。
見ると、どれもこれもちょっと斜めに取り付けられている。
鉄道に対する考え方の違い
日差しは強い
水曜日の出店にて
フロリダのスタバ
一緒に仕事したい人
どんな人とだったら、一緒に仕事をしていきたいでしょうか?
学校の成績が優秀な人と仕事したいですか?
で、特に優秀とされる人は、周りを蹴落として、
自分一人で勝ち抜いて達成してもの。
それはそれで、ひとつの能力ではあります。
ただ、その身についたやり方で、
社会の中でやっていくことはできません。
社会ではどうしたって、他の人に助けてもらう必要が出てきます。
助けてもらうためには、自分も助けることができる必要があります。
その人がいくら勉強ができて優秀だったとしても、
それを鼻にかけるような人から
何かを買ってあげたいとは思いませんよねえ。
今の学校には、生徒が、周りの勉強で困ってる人を、
どうやって助けてあげられるか?
っていうノウハウやら、仕組みやらは存在しません。
生徒が他の生徒を助けられるようなノウハウと
場があって、お互いが実際に助けて結果がでるような場があれば、
それが「生きる力」を育てるってことになるんではないでしょうか?
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基礎からわかる勉強の技術
254 言い訳無用
アメリカに用はないから、英語を勉強する必要はない。
英語の勉強をしなくていい理由を
いろいろ言ってくる生徒さん。
それに対して、普通は反論して説得しようとしますよねえ。
英語は、世界共通語で就職するにも英語が必要になってくる。
日本でも社内でのコミュニケーションは英語でやる会社がある。
これから日本の中だけでは、仕事ができなくなるかもしれない。
インドがどうのこうで、
だから英語はやっといた方がいい。
などなど。
それに対して、またさらに
いろんな反論やら屁理屈が返ってきたりします。
あれこれ議論したり言い争いをしたりして、
勉強に戻すまでに、長い時間と労力がかかります。
ごちゃごちゃ言ってないで、やれ!
とムリヤリ強制する場合もあるでしょう。
それで、なんとか、勉強を再開させられたとしても、
結局、本人のやる気は回復していません。
なぜか?
本当の原因が見つけられてないからです。
どこかの時点まではあれこれ言わずに、
勉強を進めていた。
で、どこからか、あれこれ言い訳がでてきた。
ということは、
言い訳がでてくる前になにか理解していない言葉があります。
それを見つけ、調べさせて、
とやっていきます。
すると、さっきまでの反抗的な態度が消え、
静かに勉強に戻って行きました。
ゴチャゴチャ言わずに、
以前のように黙って勉強をすすめるようにできます。
何か知識を身につける上で、
議論したり言い争いする必要はありません。
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基礎からわかる勉強の技術