算数で、リットルとかデシリットルとか、
いろいろ単位がでてきます。
単位を1.2リットルは何デシリットルか?
などといった問題をたくさん出されて、
イライラしていた女の子がいました。
あーめんどくさい。
しかめっ面をしてまゆをひそめています。
これはまさに勉強の壁のひとつ、
「実物がない」場合に起こる生理的現象。
その子は、ケーキ作りが好きなことを知っていました。
それで、聞いてみました。
いつもケーキ作るとき、
牛乳はどのくらい使うの?
1カップです。
1カップってどのくらいの量なの?
知りません。
じゃあ、ちょっとカップ見てみようか?
200ccって書いてあります。
それはリットルで言うと、どういうことになるかな?
0.2リットルでこれが2デシリットルだ!
頭の中だけで、無理矢理計算していた単なる数字と
ただの考えだけでしかなかった単位が、
彼女の中で、実際に普段使っている物と結びつきました。
その結果しかめっ面がなくなり、
イライラが消えて、
単位やそれに関する数字に
興味を持てるようになったのでした。
親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN