問4.技を磨き、体力を鍛えることで、ある程度の結果はでる。しかし日本一にはまだ遠い。そこでどうしたか?

公立中学校の陸上部の指導者。

まずは技術だ、ノウハウだと、大量の教材やビデオを手に入れ、
難しい技術を学び、子どもたちに教え込む。

大阪市内120校で1番になる。

次は体力だと、ウェイトトレーニング。
まず最初にやり方を教え、あとは、生徒が自発的に練習をすすめられるような、
手法を学び、実践。
体づくりを徹底して行わせる。

そこで、大阪府内400校で1番に。日本でも、7,8位の選手が生まれる。

しかし、どう頑張っても、好成績を出している生徒でも、
全国大会の場では、その能力が発揮できず、
優勝ができない。

あらためて、その方法を探ろうと、金メダリストや、その他の分野の成功者から学ぶ。

そこで見つけたのは、心を強くするということ。

心を強くするためにでは、どうするか?

そこから、個人種目で13回の日本一を達成した、
日本一を量産するためのノウハウが生まれる。

砲丸投げの選手だったある女生徒。
全国大会の試合前、
雨の中での練習で体調を崩し、
さらには、女子特有の腹痛に襲われる。

ぎりぎり予選は通過し、
決勝も、最後の6投目まで2位。
しかし、ラスト一本で、逆転し優勝。

なぜ優勝できたのか?

とインタビューに対し、

「わたしは毎日皿洗いを休みませんでした。」

これは一体どういうことなのか?

カリスマ体育教師の常勝教育

問3.年々人口が減りつつある過疎地での大規模小売店、どうやって毎年売上を伸ばしているのか?

鹿児島県阿久根市、人口は減り続け、過疎化と高齢化が進む。
大きな産業がある訳でもない。
観光地でもない。
鹿児島県の一世帯あたりの所得レベルは全国でワースト5位に入り、
その中でも特に阿久根市は、低いレベルにあるという。

古い商店街と小規模なスーパーはあったが、品揃えは少なく、値段も高いまま。
一箇所で必要なものが揃うこともない。

コンビニエンスストアもない。

そんな衰退する一方の田舎町。

そんな中、

小売店は地域のインフラである。

という考えのもと、AZスーパーセンターをオープン。

そんな地域に大規模な小売店などありえないと、
銀行が融資を辞退。

従業員を募集してもすぐにつぶれるだろうと、小売店の経験者は
集まらない。

などなど数々の困難を乗り越え、
今では年商100億を突破し、
毎年売上を伸ばし続けている。

どうやってそれを実現させたのか?

これまでの前例、常識にとらわれない、
あくまでお客様のためを優先させる数々の施策が
興味深い。


利益第二主義―過疎地の巨大スーパー「A-Z」の成功哲学


問5.自分が正しいと思うとおりにしようと、 合成洗剤はやめ無添加の石けんだけを扱うことにしたら、 売り上げ前月費99%減。100人いた社員は辞めていき5人に。 その後、どうやって無添加石けんを広めて黒字化させたのか?・・・シャボン玉石けん 森田光德氏

日常で使われる大部分の食器洗い、洗濯洗剤、シャンプー、ハンドソープ、ボディソープなどなどの
洗剤には、合成界面活性剤が含まれている。

合成洗剤は、皮膚に付着すると強力な浸透作用で体内に侵入し、
皮膚から内臓、身体の各器官、生殖機能に障害を与える。

日々、使われるものなので、長期にわたってじわじわと身体を蝕み続ける。

排水として流されたあとも、分解されないので、川、海の生態系に多大な悪影響を与える。

合成洗剤に反対する市民運動が1970年代後半に盛り上がった。
問題なのは、リン酸塩で合成洗剤ではないとする判断が下され、
滋賀県でリン酸塩が禁止になる条例ができた。

その後、リン酸塩に代わる洗浄力アップの補助剤として、
使われるようになった化学物質は毒性がさらに強まることに。



1963年合成洗剤と石けんの使用量が逆転。
合成洗剤を主力商品に切り替えたシャボン玉石けんは業績は順調。
しかし、社長の森田氏、湿疹に悩まされるようになる。
なにをやってもなおらない。

そんな中、国鉄九州地方資材部から無添加の粉石けんを作れないかとの依頼。

合成洗剤を使っていると、機関車から早くサビがでる。
無添加の石けんならでない。

と国鉄中央本部からのアドバイスから。

無添加の粉石けんを
作り方が分からないながらも試行錯誤を繰り返し、製造に成功。

余った無添加粉石けんを、自宅で使い始めたところ、
十年来悩んでいた湿疹が消える。

合成洗剤にもどすと、湿疹が復活。

それで合成洗剤の害を調査、
また、アンケートのハガキをつけたサンプルを配り、
消費者の反応を調査。

赤ん坊のおむつかぶれがなくなった。
湿疹が消えた。
などの感謝の言葉が多数。
しかし、取引先の問屋、スーパー、薬局は「売れるはずがない。」
「洗剤があるのだから作る必要ないじゃないか」
といった反応。

努力はしたが、無添加石けんは全く売れない。
そんな中、体調を崩して倒れ、
「このまま働いたら確実に死んじゃいますよ。」
との医者の言葉で即入院。

人は生まれたからには必ず死ぬ。

という事実に気づき、

自分が正しいと思うとおりに生きていこう。
合成洗剤はやめよう。
無添加の石けんだけの商売をして、
正しいと思う生き方を貫いてやれ!

と決意。
体調は回復し、退院。

合成洗剤をやめ、それ以降、無添加の石けんのみを製造販売。

合成洗剤をやめて売り上げ前月費99%減。

100人ほどいた社員は次々に辞めていき、5人に。


その後、どうやって、この無添加石けんを世に広め、
事業を黒字転換させたのか?


わたしはこの「環境浄化石けん」を読んで、うちで使う石けん、洗剤
すべてシャボン玉石けんにしてしまった。


環境浄化石けん―健康な身体ときれいな水をとりもどそう!



問1.地方のローカル線、えちぜん鉄道。どうやって年々乗客を増やし黒字化を達成させたのか?

大きな事故があり、運行休止に追い込まれた、ローカル線。
事故がなかったとしても、年々乗降客数が減り続け、赤字続きで、厳しい状況が続いていた。
人口が減り続けているとか、少子化とか、車が普及したとか、理由はいろいろ考えられるが、
いずれにせよ、存続させるのは厳しい状態だった。

鉄道が止まり、何が起こったか?
代行バスが走ったが、時間通り到着する保証がない。
それで、マイカーで通勤通学するしかないと、
鉄道で移動していた人たちが、車で移動するようになり、慢性的な渋滞が発生。
交通事情は更に悪化。

市が中心となり、鉄道を復活させることが決まる。

ただ、これまでと同じようにやっていたのでは、長期にわたって鉄道を存続させてはいけない。

で、どうしたか?

どうやって、毎年乗客が増え黒字化できる状態まで持っていったのか?

その一つの施策がこれ。


ローカル線ガールズ