20140422

雨上がりの朝、散った桜を前にした掃除のおじさんの名言

20140422

何かの仕事、作業を行う際、
完璧さを追求するために
いつまでたっても完了できない。
求めている質を達成できないから、
完了できない。終わらせられないなんてことがある。

ラーメンのスープが満足行かなかったので、
今日は休業させていただきますみたいなこと。

何が問題なのか?

その場合、目的が何なのかが、
正確に理解されていない場合がある。

目的に対して、十分な質が備わっていればいいわけで、
その時、必ずしも完璧さは必要ない場合が多々ある。

これを人に理解させるのが、
なかなか難しい時があった。


雨が上がったあとの朝。
桜並木が美しい駅からの道。

道は濡れた花びらでピンク色。

掃除のおじさんの二人組がいて、
一人が新入りに指導しているような光景。

そこで耳に飛び込んできた言葉。

きれいにしようと思うな。
減らすんだ。

朝と夕方通り過ぎるだけの私にとっては、
春のわずか数日の美しい光景。

でも、掃除のおじさん達にとってもたら、
これは、対処しなければならないかなりの事態。

歩道にびっしり張り付く濡れた花びらは、
ほうきで掃こうにも動かない。

この花びらをすべて掃いてしまわなければならないとなったら、
どれだけの時間がかかるのか。

限られた時間の中でこの広大なエリアを
不快でない程度に整えておく。

そのために、何が必要か。

おじさんはそれを理解している。

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