数学で7点。

ある中学1年生、三学期で数学のテストの点数が100点満点中7点でした。

数学は段階を踏んで勉強する必要があります。
以前の段階ができるようになっていないと、
次に進むことはできません。

前に戻ってやりなおす必要があるとわかってはいても、
学校では授業が進んで行くし、
定期テストなんてものもあります。

目の前のテスト勉強をしなければならないという
プレッシャー。

しかし、中二だから、中二でやっている数学を一生懸命
勉強しようとしたところで、
わり算ができなかったら、
分数の計算ができなかったら、
どうにもなりません。

数学が理解できるようになるために、
小学校の算数で、できない部分を段階を踏んでやっていきます。

人によってかかる時間はまちまちですが、
最終的には、学校でやっている内容を理解できるところまで、
追いつくことができます。

それで、一年後の三学期、数学で7点をとっていた子は
70点をとるまでになりました。

前に戻ってやり直す必要があると感じていたとしても、
どこまで戻ってやる必要があるのか?
見つけられる人は残念ながらめったにいません。

生徒が理解しているのか理解していないのか、
確認されることなしに、
授業はどんどん進んでいきます。

だから、今の教育システムの中では。
数学ができなかったり苦手な人は、
いつまでたってもずっと苦手なままにされてしまいがち。




“数学で7点。” への2件のフィードバック

  1. 中学生になっても数学がおかしいときは99に戻るということがありました。ある知り合いのお子さん。いまは立派な社会人。この記事のご意見には大賛成です。

    1. 九九までですか。でもそこまで戻ってうまくいったのだったら、それが彼がつまづいた原因だったんでしょうね。
      コメントありがとうございます!

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