英文読解の参考書で、品詞分解して、ですべての単語が、それぞれどこにかかっているのか見ていくという演習を繰り返すものがあった。
自分も繰り返しやってみたら、英文の構造が見えてきた。これはおそらくネイティブの人は意識するまでもなくわかっていること。まず、英文の構造があって、その上に意味がのっかる。
一つの単語に意味がいくつもあり、どの意味をとればいいのかが、はっきりさせられないことがあった。それも、その単語が他のどの単語にかかっているのかをはっきりさせると、その単語がどう働いているのかがわかり、意味はこれしかないと特定できた。
いちいち、品詞はなにでで、それがどこにかかっているのか、チェックしながら読んでいくのは、はじめのうちは手間も時間もかかった。でも、実は、これが、英語を英語として理解するための最初の段階なのではないか?
これで、英語を日本語に訳して理解するのではなく、そのまま前から読んだり聞いたりして理解できるようになるための、道筋を見つけることができた。
英語リーディング教本―基本からわかる