英語は日本語ではない 4 実践編 

英語上達は特に目的ではなかった。
しかし、2ヶ月のフロリダ滞在で、
周囲に日本人はわずかで、
どうしたって意志を伝える必要があり、
英語を使うしかない。

で、最初のうちは、自分が話すと

はあ!??

という顔をされていたが、
英語は主語+動詞だ!
を意識した。
あと、質問だったら語尾上げとけば質問だと通じる
と分かった。

気がついたら、
あんたの英語上達したねえ
と言われるようになる。

なんとかなるもんだ。
机に向かって英語を勉強するのと、
実際のコミュニケーションの場でその瞬間瞬間に
相手の考えを理解し、こちらの考えを伝えるのに
英語を使う行為は、かなり距離があることを感じた。

あと、rの発音、意識して思いっきりやらないと通じない。

「word」 は「ワード」

と日本語のひらがなの発音で言ってしまいがちだったが、
それだと全く通じない。
?という顔をされる。
日本語にはない「r」の発音の重要性に気づかされた。

日本語と英語は違う。



英語リーディング教本―基本からわかる

英語は日本語ではない 3

英文読解の参考書で、品詞分解して、ですべての単語が、それぞれどこにかかっているのか見ていくという演習を繰り返すものがあった。

自分も繰り返しやってみたら、英文の構造が見えてきた。これはおそらくネイティブの人は意識するまでもなくわかっていること。まず、英文の構造があって、その上に意味がのっかる。

一つの単語に意味がいくつもあり、どの意味をとればいいのかが、はっきりさせられないことがあった。それも、その単語が他のどの単語にかかっているのかをはっきりさせると、その単語がどう働いているのかがわかり、意味はこれしかないと特定できた。

いちいち、品詞はなにでで、それがどこにかかっているのか、チェックしながら読んでいくのは、はじめのうちは手間も時間もかかった。でも、実は、これが、英語を英語として理解するための最初の段階なのではないか?

これで、英語を日本語に訳して理解するのではなく、そのまま前から読んだり聞いたりして理解できるようになるための、道筋を見つけることができた。


英語リーディング教本―基本からわかる