250 勉強しなさい!の行く末

    うちの子、勉強しないんです。


  よく耳にする言葉。

  でそのお母さま、解決策は


    勉強しなさい!


  とどなること。

  息子さんは、しぶしぶ勉強をはじめます。

  でも息子さんは、実際のところ、
  言われるたびにやる気を失っていきます。

  テストでは、いい結果を出せるかもしれないし、
  出せないかもしれません。

  ただ、その勉強は本人の意志でやっていないので、
  息子さんの人生で役に立つものにはなりません。

  テストが終われば、すべて忘れてしまいます。


  で、その後もずーっと、


勉強しなさい!


  と言い続けなければ、勉強をしない状態になります。


  大変ではありませんか?


  これでは、お互い、幸せではありません。


  この調子で行くと、息子さんの将来はどうなるでしょうか?


  どこかで、


    ごちゃごちゃうるせえんだよ!


  と返されて、まったく言うことを聞かなくなる。

  もしくは、ただ従順に、言われたことはやる。
  指示されている勉強はやる。

  で、学校の成績は良かったりします。

  一見すると、良い子のように見えるのがくせ者。

  怖いのは、こっち。
  「学校」では、それでやっていけるかもしれません。

  でも社会にでたら、求められていることは、
  「学校」とはかなり違います。

  言われたことをやる。
  それはできて当たり前、
  その先、自分で考えて、行動することが必要になってきます。

  言われたことをやるだけだったら、
  他の誰でもいいわけです。

  で、誰でもいい仕事だったら、
  収入もそれなりってことになりますよね。


  いずれにせよ、必要なのは、
  興味を持って、
  自分で何かを勉強できて、
  で、勉強したことを使って、
  なにか行動を起こせる。

  ということ。


  もともと、何か新しいことを知るってことは、
  面白い事のはずです。

  それが面白くなくなって興味が持てないでいるとしたら、
  なにか、問題があるということです。



親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN


基礎からわかる勉強の技術



“250 勉強しなさい!の行く末” への2件のフィードバック

  1. 勉強・・・その目的がないのにできるはずもないし、目的にかなわない勉強を強いる必要性などありませんね。  わが子を通じて得られた現実性です。

    1. まったく、おっしゃるとおりです。何かを教えたい、伝えたいのだったら、まずその目的を相手に分かる形で伝えるっていう当たり前に思えることが、なぜか学校では行われていません。

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