ほかの友達は泳げるのに、おれは泳げない。
とべそをかいていた息子。
それで、週に一度、夜に、近所の区民プールに息子たちを連れて通い始めた。
きびしい特訓だ!
とのりのりの彼ら。
ビート板を持ってのバタ足から練習を進めていった。
で、最後の夏の検定試験の日。
25メートル泳げた!
と赤い星が増えた水泳帽を見せてくれた。
去年、プールに連れていった時は、泳ぎを教えるといっても、遊んでばかりで教えられるような状態ではなかった。
親の方から、何かをやらせようとしても、こどもが自分でやりたいと思わない限り、うまくいかない。
今回は、本人が、泳げるようになりたい!
という強い気持ちがあった。だから、練習も進められた。
なによりも一番手に入れてほしいことは、泳ぎ方というよりも、何かができるようになるという経験。
できた!
という経験が自信につながる。
ただ、それも、これをやれと親が押しつけてはうまくいかない。
親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN
