板橋区は金魚に似ている

土曜日に息子達が通っている小学校の学校公開が
あったので行ってきた。

3年生の社会科で、
地元の区、東京都板橋区についての授業。

こどもたちは、ノートに板橋区の形をかき写し、
板橋区になにがあるのか手を挙げて、発表していく。
東武練馬駅、熱帯植物館などなど。

板橋区は、有名な名物があるわけでも、
区を象徴するような観光地があるわけでもない。




こっちに引っ越してくる前、
子どもを連れて区境を越えて
板橋区にある公園まで遊びにきた。

まわりは住宅地だが、崖っぷちに公園があって、
森のようになっていた。

公園の向かいにある階段を登った先に
お寺があった。
石造りの急な階段。
石はすり減って角は丸くなっており、
作られてからの時間を感じさせる。

ものすごく遠くに来てしまったような感覚におそわれる。
でも、実際に移動した距離はわずか。
ここら一帯は他とは大きく違った感じ。

また別の近く公園、案内の標示。


ここで遺跡が発掘された。
以前ここには宗教施設があったと考えられているが、
詳しいことはわかっていない。


板橋の名前の由来にはいろんな説がある。
ひとつ気に入っているのが、板の端だという説。

板橋は台地の端っこ。
台地の端の向こうの低地には荒川が流れる。
板橋は北と南で低地と台地の二つに分かれる。
その境界線の崖っぷちに、
神社やお寺や、数々の遺跡やらが点在する。

おそらく、遺跡に建物が存在した時代、数千年前、
崖の下は海だったのだろう。

遺跡が使われていた当時の風景を
目の前で想像してみる。

眼下に広がる海。

ここの土地の形態と、
千年以上の積み重ねられてきた時間。

この海を見下ろす時間を超えた光景を、
子どもたちにも見せたいのだが、
そのために何が必要か?

まず全体の地形を把握する必要があるよなあ。





学校が終わって帰ってきた息子が話しかけてきた。

板橋区の形って金魚に似ているね。

その言葉に刺激されて、
板橋区で見た海がよみがえってきた。



“板橋区は金魚に似ている” への2件のフィードバック

  1. 練馬区はオーストラリアに似ていると子供のころから思ってました。
    板橋区は金魚か~。
    今日、ご近所のパン屋さんへ行きました。
    焼き立てでおいしかったです。

    だいぶ落ち着きましたので、三男坊に会いにいらしてくださいね!

    1. 近々、三男坊くんにうちの息子たちと一緒に会いたいですね。
      どこかで、おじゃまさせてください。

      こっちの小学校の近所に、パン工場があって、
      直売しています。
      プリンパンだとか
      菓子パンの種類が豊富で、おいしいですよ。

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