指だぞ!指!指ぐらいにしとけ!
教育において目的が知らされていない。
どの科目でも言えるが、
例えば数学について。
数字は、何かの量を表す。
何かの量をどこからどのように見て、把握して、扱うのか?
それが数学。
「計算」はあくまでも補助的なテクニック。
テクニックを身につける必要はあるが、
それは、何かの量を把握するという目的を達成するための手段である。
目的を知らないまま、手段だけみにつけても、
何の役にも立たない。
計算がいくらできたところで、
それが何かの量を表したり、把握したり、扱ったり
他の量と比較してみたりといったことを知らなければ、
何の役にも立たない。
二次方程式が、仕事や生活の上で何の役に立つんですか?
っていう質問は、それが、あくまでも単なる計算で、
目的を達成するための補助的な手段であるということを
知らないことからくる。
しかし、学校のカリキュラムにおいて、
数学の目的を教えられることはない。
ひたすら、目的を知らされないまま、
補助的なテクニックを身につけさせられることになる。
それじゃあ、面白くないし楽しくなりようがない。
数学の目的は、論理的とか数学的思考力を身につけるとか、
よく聞くが、その何とか的思考力がいったい何なのか、
明確に定義付けされることもない。
何かの量を把握して扱う。
これを目的にすることで、
使って役立たせられる実用的な数学のカリキュラムができるのではないか?