249 算数、数学でも実物が必要

計算ばっかりやってると、
数学って計算することかと思ってしまいがち。

大人になってから、辞書で数学の意味を調べたら、


  量や形を扱う学問


とありました。

よくよく思い返してみたら、
数はなにかの量を表しています。

で、その数に単位がついたら、何のどんな量なのかが
はっきりします。



人が30km/分で歩くと回答する生徒さん。

いろいろ間違っています。

まず、1分がどのくらいの量なのか?

これは、時計というものがあるので、
わかりやすいです。

まあ、1分は時計の秒針が1周まわる間の時間。

実際に時計で秒針が回っているのを見させます。

一分ってどういうことなのか?

実感をともなって理解してもらいます。


30kmを見るのは1分より、
工夫が必要かもしれません。
まず、

1kmがどのくらいか?

中学生だったら、校庭のグラウンド一周が
どのくらいか聞いてみます。

1周が200mだったら、何周したら1kmで、
30kmはじゃあ、グラウンド何周分になるのか?

あと、

池袋から、30kmの地点といったら、どの辺になるのか?

と地図を見せたりします。

で、最後に、


km/分ってのはどういうことなのか?




1分で、何キロ動くか。

ってことですね。


じゃあ、この30km/分で歩くってのはどういうこと?





・・・




  いや、この人、巨人なんです。







屁理屈はいいから。


とにかく、間違えていたことは理解したようです。


親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>