それを病気にしてしまうのは、なんのためなのか?

あるお母さま、
息子さんが4月から小学校に上がるので、
学校説明会に行ってきました。

地元の区立小学校。

特別支援教室の先生から、
お話がありました。

授業中、座っていられない。
おしゃべりが止まらない。、
感情が抑えられずに腹をたててしまう。
集中できずに寝てしまう。

などなど。

それは、病気の可能性があります。
病気なんだから心配する必要はありません。

専門家に診断を受けてください。

とのこと。

お母様は、なんか違うんじゃないかと思った。
と、話してくださいました。

診断を受けて、病気だということになったとして、
それでなにかがが解決するのか?
私は、疑問に思います。

まあ、「病気」ということにしてしまえば、
それ以上、考えたり悩んだりする必要が
なくなるのかもしれません。

表に現れている、態度だったり、
感情を強制的な手段で抑え込むことはできるでしょう。

でも、それが本質的な解決策だとは、
わたしには、思えません。

私自身、学生の頃は
授業中、よく寝ていました。
教科書や参考書、開くと、数分もたたずに、
眠気がおそってきたものです。
勉強していて、いらいらして、
部屋の壁に穴をあけたこともあります。

でも、今は、なぜそのようなことを
私がしてしまっていたのか、
原因がわかっています。
で、対処することができます。

中学生や小学生に対して、
勉強をさせていく中で、
イライラしたり、眠くなったりする子は、
必ずでてきます。

問題なくやっている子は、
そのままやらせておけば、勝手に進みます。

だから、私が何かしら、指導する必要も、
ありません。

勉強していて、イライラして、
まわりにあたりはじめた。
気がついたら、寝ていた。

目の前の子が、そうなったときが、
指導者としてのわたしの腕の見せ所。

勉強を始める前は、
とくに問題はなかったのだから、
そうなった原因は、勉強の中にあります。

で、場合によっては、多少時間がかかったり、
ずっと前に戻す必要があったりはしますが、
最後には調子よく勉強をすすめられる状態に
戻すことができます。


親子で楽しむ学び方 LEARNING HOW TO LEARN

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