ノートに細かい字でびっしり書き込んで、
計算しているある中学生。
それ答え間違ってるよ。
と伝えると、
消しゴムでノートに書き込んだ計算を
一生懸命消し始めます。
おいおいちょっと待て。
なんでそれ消しちゃうの?
間違ってるので。
なにが間違ってるのか確認した?
いや、してません。
おれが嘘ついてたらどうする?
・・・
まあ、嘘つかないにせよ、
こっちだって間違えることがあるよ。
消してどうするつもりなの?
もう一回やります。
それじゃ、せっかく間違えたのに、
もったいない。
は?
なにをどう間違えたのか、
自分で確認して、わからないままにしていたら、
また同じ間違えしそうだよなあ。
まず、なにを間違えたのか確認しようよ。
それで、なに間違えたのか分かっとけば、
次回からその間違いは防げるよな。
間違ったらそれは直せるチャンスなんだよ。
というわけで、消しゴム禁止な。
ええ~っ!
計算を消しゴムで消してしまうと、
なにを間違えたのかが分からないまま。
消すのに使う手間と時間も無駄です。
まずは、自分がなにをして、どう間違えたのか、
それを見て、自分で間違えがなんなのか分かれば、
直すことができます。
よくいるのが、自分はできるはずだと
根拠なく思いこんでいる人。
その人は、自分の間違えやミスを受け入れられず、
を見ることができません。
だから、自分がやったことを
消さずにはいられません。
そういう人は、いつまでたっても
同じ間違いを繰り返しがちですねえ。
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