窓の外を見ると、
真っ白くなってる世界。
すぐ外にかけ出して、
さっそく雪だるま制作にとりかかる息子たち。
いま、目の前に起きていることを、
あと先考えずにとにかく動いている。
明日は、自転車乗れないなあ。
仕事に歩いて行かないとなあ。
なんて、明日のことを考えて
めんどくさがってる私は、
今を全力で生きている彼らを
みならうべきだ。
カテゴリー: 東京崖っぷち紀行
夕方の葛西臨海公園
エイが泳ぐ岸壁
東京ゲートブリッジ
東京の末端
運河を越える橋を渡る。
環状7号線の末端。
埋め立て地に、巨大な倉庫群。
トラックが行き交う物流の拠点。
遮るものがなにもなく、
日差しが直接コンクリートの地面にあたる。
上からも下からも暑さが、身体にぶつかってくる。
運河を眺めながら、渡っていると、
むこうから一人の黒い服を着た女性。
白人で金髪。スーツではなく喪服。
歩幅を稼ぐには不向きな足の動きを制限するスカート。
すねの筋肉に
力が入っているのが見える。
かくかくした歩き方。
橋の向こうには火葬場。
ここは東京の末端。
ヒールが高い靴で歩いて行くには遠い最寄り駅。
板橋区は金魚に似ている
土曜日に息子達が通っている小学校の学校公開が
あったので行ってきた。
3年生の社会科で、
地元の区、東京都板橋区についての授業。
こどもたちは、ノートに板橋区の形をかき写し、
板橋区になにがあるのか手を挙げて、発表していく。
東武練馬駅、熱帯植物館などなど。
板橋区は、有名な名物があるわけでも、
区を象徴するような観光地があるわけでもない。
こっちに引っ越してくる前、
子どもを連れて区境を越えて
板橋区にある公園まで遊びにきた。
まわりは住宅地だが、崖っぷちに公園があって、
森のようになっていた。
公園の向かいにある階段を登った先に
お寺があった。
石造りの急な階段。
石はすり減って角は丸くなっており、
作られてからの時間を感じさせる。
ものすごく遠くに来てしまったような感覚におそわれる。
でも、実際に移動した距離はわずか。
ここら一帯は他とは大きく違った感じ。
また別の近く公園、案内の標示。
ここで遺跡が発掘された。
以前ここには宗教施設があったと考えられているが、
詳しいことはわかっていない。
板橋の名前の由来にはいろんな説がある。
ひとつ気に入っているのが、板の端だという説。
板橋は台地の端っこ。
台地の端の向こうの低地には荒川が流れる。
板橋は北と南で低地と台地の二つに分かれる。
その境界線の崖っぷちに、
神社やお寺や、数々の遺跡やらが点在する。
おそらく、遺跡に建物が存在した時代、数千年前、
崖の下は海だったのだろう。
遺跡が使われていた当時の風景を
目の前で想像してみる。
眼下に広がる海。
ここの土地の形態と、
千年以上の積み重ねられてきた時間。
この海を見下ろす時間を超えた光景を、
子どもたちにも見せたいのだが、
そのために何が必要か?
まず全体の地形を把握する必要があるよなあ。
学校が終わって帰ってきた息子が話しかけてきた。
板橋区の形って金魚に似ているね。
その言葉に刺激されて、
板橋区で見た海がよみがえってきた。
ザリガニ釣り
スタンプラリー最終日に六義園
生暖かい春の池の黒い帯状の物体
戦車と桜
陸上自衛隊練馬駐屯地創立祭にて。
穏やかな春の日、桜を楽しめる平和が維持されていることに感謝。
石神井川の桜
目黒川の桜